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2015年4月25日土曜日

時間の概念

人間はなぜ時計を作ったのだろう。私は普段、時の経過を時計に知らされ、それに従って行動する。揺らぎのある自然の変化は、余裕のある時だけ楽しめる贅沢。

1度だけ、時間を超越した場面に遭遇したことがある。それは飛行機。宮崎に出張した夕方、東京へ帰るほんの2時間のフライトだった。定刻通りに飛び立ち、おそらく定刻に着陸するという味気ない移動のはずが......。
高度が安定し、しばらくすると興奮気味の機長が「ジェット気流に乗って、今信じられないスピードで飛んでいまして......おおおお音速に迫る勢いですっ!」とアナウンスした。随分楽しそうだなおいwと外を見ると、そこは丁度夕方だった。後方は星が広がった夜で、前はまだ明るい空。時の境目だ。その瞬間も飛行機は昼に向かって飛び続け、後ろからは夜が追いかけてくる。あの空に追いつかれたら夜になる!地から足を離し、ほんの少し時間に逆らって移動している。時計は進んでも私はまださっきと同じ夕方の光の中にいる。じゃあ、時計って何だよ。それより目の前のこの現象の何と面白いことか!雲の上の空は夜、夕方、昼、朝までいつも美しく続いている。
まあ、飛行機を下りたら当然、時間通りの夜なわけで、お土産を買うテンションもすっかり失せてしまった。

時間が長~く感じる時は、時々これを逆手にとって遊ぶ。今月は出勤日が多くてしんどい。だから、「今日は何曜日。あと何日したら休み。」という週単位の感覚を塞ぐ。入院中も同じ音楽を聞き続けることで、ちっとも進まない時間を止めたんだっけ^^;時間に対する感覚が鈍くなると、現実がゆっくりじわじわ動き始める。そして時々くる日曜はいつもより物凄く嬉しい。結果として「今」に心を沿わせることになっているのかなと思う。時の感じ方が変わると物事の見え方も変わる。

常に同じリズムで刻む時計は精密機器には重要かもしれないが、生身の私にとっては背景にすぎない。これは時々思い出すべきだ。何かを始める時、目の前には真っ直ぐな道が見えたはずなのに、過ぎた後振り返って見ると見事なまでのぐにゃぐにゃの軌跡。過去も現在も、決して定規で引っ張ったような「年表」ではないのだ。走り抜けるだけでなく凸凹をちゃんと味わえ。おそらくこれが父の言う「スリリングな人生を!」.....違ったら笑う^^;
道が真っ直ぐでも、真っ直ぐ歩かないw この子はまだ時の経過を「時計」に頼らず生きている。


お付き合いくださり
有難うございました(。◕∀◕。)ノ

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