まとめページ

2015年3月19日木曜日

膀胱訓練の実際

嫌すぎて詳しく書いていなかった膀訓についてのまとめ書き。何がどうだったのか自分でも整理しておきたい。自己導尿の練習も辛かったが、その少し前からの話。

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1.膀胱に尿を貯める
術中からずっとバルーンカテーテルが入りっぱなしなので、これだと尿意を感じる前に尿がウロバッグに流れてしまう。訓練は、まずカテーテルの途中を挟み、尿が流れないようにして、膀胱を膨らませることから始める。

・放置  ̄ー ̄)イキナリ?
「水を沢山飲んで。そして尿意があったら呼んでね。なくても4時間経ったら開けて、また貯めるのを繰り返すから。」と言われた。500ml飲んで時間になったのでナースコールした。でも来ない。何度か目でやっと来る。こんなことが2~3回あった。待っている間、最初は下腹部が突っ張った感じがして、次第に足が痙攣し始め、じっとしていられなくなる。破裂するんじゃないかと怖かった。
水を沢山飲めと言ったナースと尿量チェックしに来るナースは別人。というかほぼ毎回違う人。「沢山飲んだんですか~?」とか聞くなよおい!しかも解放したまま計測せずにいなくなって、そのまま忘れられることも。

・血尿
訓練2日目(術後6日)から血尿が出始めた。寝ていることが多いと気にならないが、歩行し始めた頃から何かが挟まっている感じを強く感じていた。ナースには「バルーンで傷ついたのかな。」と言われた。夜間回診の女医さん(あだな=真矢さん)は血で真っ赤なウロバッグを見て「これいつからよ!?」と驚いた。水を多目に飲んで一晩寝ると、朝には普通の色に戻った。
蓄尿し始めたことで、溜まった血が流れ出た......のかどうかは不明。でもこの時点できちんとした泌尿器科目線が欲しかった。同じ建物内に居るんだからさ。(←大学病院)

・さっぱり分からない
その後も管が挟まった気持ち悪さの方が強すぎて、術前の尿意がない。時々、下腹部が突っ張ったり、何と表現したら良いか分からない感じがあった。尿道が痙攣するようなビビビッとする感じもした。でも、尿は出てこなかった。ナースに聞いたって分からない。

・落胆からの抜去
尿意を思い出せなくても、訓練3日目には管を抜く。トータルで8日間入っていたことになる。抜去は朝食前の数分で出来る処置。本当なら一刻でも早く抜いて欲しい物なのに、いざとなると恐ろしい!どうやってバルーンの水を抜くのか分からず余計な想像をしてしまう。心の準備ができない!いきなり取りかかろうとするのを遮った^^;二股の短い方に注射器をあてて水を抜き、引っ張られたらでろーんと抜けた。痛くなかったm(_ _)m

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2.自力排尿と導尿
開放的な朝食を楽しんだのもつかの間、ナースによる導尿が始まる。尿意を感じたら(最低でも4時間おきに)自力排尿を試み、ナースを呼んで導尿してもらい残尿を測る。

・分かりにくい穴
個体差はあれど出口構造である尿道口には「穴はココ。」なんていう余計なアピールはない。むしろ、菌が入らないよう、奥まった所で静かにしているものだ。(後で自分で見た感想はただの「点」だった。)ナースが見つけてくれるのを精一杯の自虐精神で待つ。長い時で20分かかった。お産の時も導尿を受けたが、こんなことなかった。

・激痛と4時間毎の恐怖
初回の導尿は運悪く激痛だった。カテーテルが入って尿が出始め、途中でビリッと痛みが出た。足が突っ張り、叫び声が出て、暫く震えと涙が止まらない。容器に血の塊が浮いていた。ナース(あだな=千秋ちゃん)は「あー、これが出る時に痛かったのかな~♪」こんな時可愛いと困る^^;4時間ごとの導尿が嫌で処置室も怖い場所。
でもナースは、意外にも最初に激痛だった千秋ちゃんが一番安心できた。←なのに交代ですぐいなくなってしまうorz

・戸惑い
これは忘れられない。別のナースに「あなたは一生このままです。」と2回も言われた。日本人ではなかったので言葉が見つからなかっただけかもしれないが、励みにもならず気持ちが沈んだ。一生に一度あるかないか、退院後の生活に障害を残したくない思いで焦っている時に、こんな言葉は聞きたくない。
そしてこの後、術後9日目から自己導尿を習いはじめる。合格したときは、千秋ちゃんが廊下の向こうから近づいてきてくれ、腕を掴んでぶんぶん揺さぶって喜んでくれた。リアクションから何から若い女子そのもの。別に祝うようなことではないのにつられて嬉しくなったよ^^;
( ´∀`)< タキシード かわゆす
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入院中の日記は2014年1月のアーカイブにあります。モバイルの方はウェブバージョン表示にするとサイドバーが表示され、過去の記事が選べます。膀胱訓練の日記は術後1週間と術後2週間のラベルですm(_ _)m


お付き合いくださり
有難うございました(。◕∀◕。)ノ

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6 件のコメント:

  1. 入院中ってただでさえナーバスになりがちだから、ちょっとした一言で傷付きますよね…
    昨今は大学病院でも外国人看護師がいるんですね。
    私は導尿はもう二度とゴメンです(。>д<)

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    1. マロロンさん
      ありがとうございます。外国人ナース...優秀なんでしょうけどね。お名前から察するに中国人かな。業務連絡なら伝わればそれで良いけど。
      オブラートに包むとか難しいのでしょうね。しかし、ナースが自尿を諦めさせるって、術後すぐの段階では意味がないです。まだ根に持ってますね私。ぐははは!

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  2. クランプ開け閉めしての膀胱訓練は意味なし・・・と、かなーり昔に泌尿器科関連で言われているそうなので、pusuさんの大学病院でやってると知りびっくりしました。
    っていうか、数々のエピソード・・・もう、それ心病みそうなレベルですね!
    外人ナースが日本語しゃべるんだ・・・と当たり前のところに関心してしまったwww

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    1. ゆるりさん
      こんにちは=!え!?意味がないと言われているのですか?今、次の記事書いていて(一応それで締めくくろうと思ってはいるんですが^^;)あの訓練にはどうにも納得がいっていないのです。今度先生に突撃しようかな。
      外人さん一人いました~多分相当努力されたんでしょうね。でもワタシ傷つきましたwww
      嬉しいはずの退院前が一番気持ち暗かったですもん!

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  3. はじめまして。
    去年11月下旬に子宮頸癌1b2と診断され、12月中旬に手術しました。
    尿意に関しては術前に主治医から説明されてたけど、そんな馬鹿な〜ってたかをくくってました。
    で、結果は散々たるもので尿意がわかるまでに2ヶ月半かかりました。
    その間4時間おきの残尿測定。焦れば焦るほど空振りな毎日。途中バルーン入れて膀胱を休めませたりしてたけど、深夜であろうが計量カップ持って内診室でカテーテル使っての残尿測定と尿意がわからない焦りで精神的に参っていたみたいである日の深夜残尿測定で内診室へ向かう途中でぶっ倒れてしまい、そのまま吐血。
    すぐさま胃内視鏡検査をしたら、ストレス性胃潰瘍に(苦笑)
    胃が丈夫と確信してただけに自分でもビックリでした。
    ほんと身体って正直なんや〜って痛感しました。
    今はちょっと前に退院して今月いっぱいまで自宅療養して来月から社会復帰を予定してます。

    長々と失礼しました…

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    1. 初めまして。コメント有難うございます。
      手術大変でしたね。でも手術出来て良かったです。日に日に良くなりますからね!
      胃は大丈夫でしょうか?バルーン入れなおしなんて...(泣)私も一度提案されたんですけど、怖くて頑なに拒否しました。癌で手術受けるのも相当の事なのに、膀胱訓練もそれに負けないぐらいの酷い経験でした。癌の手術ができるくらい大きい病院なのですから、もっと横の連携使って対処してくれればな~と思います。
      でも、もう社会復帰決めていらっしゃるなんて素晴らしい!無理なさらずに英気養ってくださいね。

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