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2015年7月10日金曜日

脂肪細胞とダイエット

リンパ浮腫講習会での雑談で聞けたこと。血管系専門の医師によると、痩せるペースで最適と言えるのは「1年で1kg」なのだそう。このペースなら絶対リバウンドしないらしい。小さすぎてわかんね=。でもこの「分からない」ことが重要で、自身の脳が気付かないペースでないと、絶対リバウンドすると思って良いのだとか。リバウンドは、無理や我慢をした後、だいたい2か月後から始まるとのこと。(結果にコミットするライ○ップは2か月で35万。うまい設定だ。)

脂肪細胞はゴミではなく、れっきとした内分泌機関である。体温保持などのエネルギーを貯蔵する機能と、アディポサイトカイン(ホルモン)を生産する機能がある。アディポサイトカインには善玉と悪玉があり、善玉は動脈硬化や糖尿病の火消役、女性ホルモンの分泌などにも関わっている。悪玉は主に肥大化した内臓脂肪から作られ、インスリンに反応せず血栓を作り血圧を上げる働きをしてしまう。血管が壊れ始めればリンパ系にも影響するだろう。

普通の食生活で、適度な運動をしていれば悪玉優勢にはならないが、内臓脂肪が増えすぎ、肥大すると悪玉が増える。そして悪玉が増えると善玉は減る。
肥大した脂肪細胞が死滅するときに出す物質が周囲に慢性炎症を引き起こす。炎症を起こした脂肪はアディポサイトカインの分泌機能が破綻する。また、炎症によって脂肪が貯められなくなり、今度は肝臓に溜まり始めるという悪循環となる。
細胞細胞内の脂肪分は1週間ほどで全て入れ代わるが、脂肪細胞(=入れもの)の寿命は約10年ある。一時的に細胞内の脂肪分が減っても細胞が生きている間にまた肥大すれば太る。それなら10年かけて10kg減らす方が良い。1年で1kgに納得。絶対戻らないダイエットだ!

脂肪は本来、人が活発に動くためのエネルギー源なのに菓子を食う私が脂肪を肥大化させ、悪者にしているんだな。と思ったところで、長続きしそうなダイエット生活について考えてみた。

・食事以外の楽しみや没頭できることを見つける。
・不要なものを食べていることに気付く。
・満腹以外に達成感を味わえることを探す。(良い行いを褒め合うことも大事かな。)
・夜は早く寝る。回復の邪魔をしない。
楽しく体を動かす。
・怪我しない。無理しない。やりすぎない。最初の異変「あれっ?」を見過ごさない。
朝から雀に夢中な「駅ぬこ」 片足が悪い。

(あ、2015年1月報道によると理研チームによって、肥満による高血糖に関わる制御性T細胞のサイトカインIL-33が解明されたらしいですね。今後に期待!)


お付き合いくださり
有難うございました(。◕∀◕。)ノ

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